THE長文日記

長文とか短文とかのクレームは一切受け付けません

「おい兄ちゃん、いい靴履いてるな?」「あ?こんな暗闇で黒い靴のブランドがわかるわけないだろ」

野暮用でローマに来ている。


普段出張で自分がどこのホテルに泊まるのか、どのエリアに泊まるのかは自分で選ぶのだが、だいたい3択のうちひとつを選んで終了することになる。


今回の場合、ほぼ二択だったので適当に安い方でいいやと思って選んだのだが、ヨーロッパの治安が悪いということをまたしても忘れていた。


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何度同じミスをすれば覚えるのか、自分に憤るほかないが、どうせ男一人、ねぐらだけあれば十分だという考え方から、いや仮にも社長なんだから自分の安全には気を使えよ、という考え方にシフトするのがいつも遅れている気がする。


とりあえず夕方ホテルにチェックインする頃には、あたりはすっかり暗くなっていて、夕飯を食べにでかけるという雰囲気でもない。


それに、無数にならぶトラットリアの中で、どこがそれなりの味なのか見分けるのも骨が折れる。


とりあえずスマートフォンで検索してみると、「その付近は治安が悪くお勧めできません」「その付近にお勧めできるレストランはありません」などという絶望的な能書きばかりが出てきて「マジかよ」と絶句しつつも、食わないわけにもいかないので、最小限の装備で街へ繰り出す。


このホテルにはレストランが併設されておらず、絶対に自力で食いに行かなければならない。


あちこち回って、手頃そうなピザ屋を見つけた。



しかし一切れがでかい。でかすぎる。


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「もっと小さいのはないのか」と聞くと、「きれっぱしならあるけどね」と出される。それでいいや。


ついでにペットボトルの水も買って、帰りしな、ほぼ真っ暗な道で急に声をかけられた。


「おい兄ちゃん、いい靴履いてるな?」


見ると、暗闇に同化したような真っ黒な肌の男がパーカーを羽織って靴を指さしてる。


釣られて視線を落としそうになるが、すぐに


「こんな暗いところで黒い靴の良し悪しがわかるわけねえだろ」と言い返した。


AirMAX狩りじゃあるまいし、大方スリの類だろう。
ピザとペットボトルでふさがった両腕を振り回し、黒人を振り切って、道路を渡った。


ローマじゃそんなことばかりだった。


駅で切符を買おうとすれば、やはり黒人に絡まれ、普通に歩いていても、やはり黒人に絡まれ、どういうこった。どんだけ貧しいんだよこの国の人たちは。


ホテルの部屋に戻り、「切れっ端」のピザを食べる。


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・・・固い。


そして冷たい。
うーむ、まあこんなもんか。


あけて翌日、世界で二番目に大きいと言われるMakers FaireであるMaker Faire Romeに行く。


信じられないくらいの人通りだ。


東京の数倍の規模はある。


ただ、よく見ると地元の高校や大学、大学の研究室、企業などの出展が圧倒的に多い。東京みたいにヘンテコなものを作ってくる個人はそれほどいない。


ヨーロッパの各大学の研究室が何をしているのかということをザクッとサーベイするには丁度いい機会だったが、やはり同時に日本の特殊性というものを再認識した。


本当はここまできたついでにUISTにも行きたかったのだが、来週からCEATECが控えているので我慢してとんぼ返りする。


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ローマはカルボナーラ発祥の地として知られていて、ホテルの近くには、カルボナーラ発祥といわれる店がある。


が、あまりに並んでいるらしいので、その近くで同じくらい評価の高いレストランでカルボナーラ。


ベーコンがカリカリで、日本のカルボナーラとは違う感じだが、これはこれで美味い。ようやく柔らかくて美味いものを食うことができた。


治安が悪いということで午後7時以降は部屋に引きこもり仕事に熱中していると、まあ場所が違うだけでも新鮮な気分になるし仕事も捗るしこれはこれでよかったか、と思った。


PlaidMLもいろいろ試せたしね。


いまのところ新しいMacBoolPro15"は快適である。
唯一の難点はTouchbarで、やはり予想した通りESCキーが物理キーでないのはけっこう困る。


そもそもブラインドタッチをマスターしてるのにいちいちキーボードを見ないと音量も照度も変更できないというのはいかがなものか。


もうちょっと使ってみるけどさあ