THE長文日記

長文とか短文とかのクレームは一切受け付けません

ピカピカのミレニアム・ファルコン号に若きソロとチューバッカが座り、スターウォーズのテーマが流れる。傑作スピンオフ

 「ローグ・ワン」の次のスピンオフが「ハン・ソロ」だと聞いた時の微妙な感じをどう表現したらいいだろうか。


 ハン・ソロの若き日の活躍模様。
 うーん、見たいか?それ。


 たとえばこれが40年前、スターウォーズが始めて世界にうまれて大ヒットしていた直後だったらハン・ソロでも十分成立しただろう。もちろん主演はハリソン・フォードだ。


 しかし今更ハン・ソロが主役の映画を見たいか、と言われたら、「それはスターウォーズなのか?」という気がする。だからぜんぜん期待してなかったし、アメリカで興業が不振だったのも「まあそうだよなー、そもそも行きたくないしな」と納得はできる。


 でもさ、まあスターウォーズだよ。見に行かないわけにはいかないだろう。


 それでも初日から行く元気はなく、公開二週目のガラガラな上野の映画館に行った。


 でもさ、ぶっ飛ぶわけですよ。ファーストシーンから。
 スピンオフなのでスターウォーズの例のテーマはかからない、一度も見たことがない惑星のシーン、なのに、スターウォーズなんだよ。ちゃんと。1カット目から。どんな魔法だよ。


 そして予告編では「こいつがハン・ソロ?」と思ったんだけど、エアエンライクの演技がいい。もうこいつでいいよハン・ソロ。


 そしてヒロインのキーラ。抜群に美しい。エミリア・クラークはゲーム・オブ・スローンズにも出てくるんだけど今作のほうが抜群に美しく見える。角度によってはブルゾンちえみのようにも見える。


 最近のスターウォーズは鬱展開が多くて嫌になっていた。
 時代性なのかね。ハン・ソロが息子に殺されたりとか。


 今回、飛び道具はほとんど出てこない。ファルコン号が出てくるのは中盤以降だし、チューバッカもそう。ジェダイはもちろんフォースもダースベイダーもR2D2も出てこない。なのにしっかりとスターウォーズに見えるのはすごい。


 見終わった後はすごいサッパリした気分になる。むしろこんなにおもしろいんだったらハン・ソロで三部作作って欲しい。


 なぜ興業的に振るわないのか。タイトルだ。タイトルが悪すぎる。
 日本はまだいい。「ハン・ソロ」だから。でも原題は「SOLO」。ぼっちすぎる。


 これにもっとふさわしいタイトルをつけるとしたら、「ハン・ソロ ケッセル・ラン」とか、たぶんそういうやつだ。「ハン・ソロ ザ・ミレニアム・ファルコン」でもいい。とにかくタイトルから内容がわからなすぎる。



 ミレニアム・ファルコンがなぜ銀河最速の船を名乗るのか。その秘密が明かされる。



 そして、悪友、ランド・カルリジアンもいい。

 
 主役のハン・ソロ、チューバッカ、そしてキーラ、さらにランドまで好演してるんだから面白くないわけがない。
 そしてこのスピンオフだけで続編が作れそうな勢いなので、ぜひ登場人物たちが老いていく前に続編を作って欲しい。


 次のスピンオフは「オビ・ワン」が予定されているそうだが、個人的にはオビ・ワンよりもレイアの話が見たい。
 レイアが普通のお姫様のわけがないので、12歳くらい(レオンの頃のナタリー・ポートマンくらい)のおてんばなレイアが親の目を盗んで大活躍する話が見たい。



 今思い出しても胸がドキドキする。
 スピンオフながら、あと2,3回は映画館に通ってしまいそうだ。


 日本でも興業が振るわないので、ぜひ映画館へ!