THE長文日記

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電卓アプリが面白い

 Engadgetに書こうかなとも思ったんだけど、電卓の話はあんまりEngadgetっぽくないので自分のブログに書くことにする。


 さて、電卓である。


 最近お気に入りの電卓はGoogle Home。音で聞けば音で返してくれるところが便利だ。


 「OK Google、3の128乗は?」


 「答えは1.17902×10の61乗です」


 と答えてくれる。明らかに、電卓を探すより速い。

 だいたい、電卓で3の128乗を計算するやり方を思い出すのにどのくらいの時間がかかるかわからない。


 PCに向かい合ってるときですら声のほうが速いんだから声で計算させるのは理にかなってる。


 よく考えると電卓やExcelを使いこなしているかどうかは人間拡張にとってすごく重要だ。


 しかし標準の電卓アプリはそこそこ良くできているが、現実の電卓の忠実なシミュレータであって、もっと高度なことができるスマートフォンで動かす電卓としては少々物足りない。


 ところが、AppStoreで検索すると、今まで見たこともないようなコンセプトの電卓アプリがいろいろあって、「これは面白いかも」と思った。


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 たとえば履歴が残って見える電卓(「計算機」というアプリ)。


https://i.gyazo.com/1d2f05d4de0510871ac616a33448f2d8.png


 便利なのは、任意の計算結果を保存して好きな時に呼び出せること。これは便利だ。


 似たようなことがもっと簡単にできる「真・関数電卓」はめずらしいタブ式電卓だ。


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 タブで計算を切り替えて、他のタブの計算結果を使って計算することができる。

 これは直感的に便利!と思う人はけっこういるのでは?

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 たとえば、タブAの計算結果が100のとき、タブBで「25+AnsA」と入力すると、125という答えが得られる。

 計算仮定も残るので便利だ。


 こういう、機能を限定したプチExcel的な使い方ができる電卓は使う側に想像力を要求する。

 もっと想像力が少なくて済む電卓の用途として、たとえば飲み会の割り勘の計算があるだろう。


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 その名も「ワリカン電卓」は、人数と多めに払う人の払う金額を入力すると・・・


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 切りの良い数字まで切り上げて一人あたりの会計額とおつりを計算してくれる。

 これはなかなか良いアプリだ。


 数学では習うが現実には面倒なのでめったに使わない分数専用の電卓「分数計算機プラス」というのがあってこれがけっこう感動的

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 まず、オペレーションが直感的で感動した。左のブロックが帯分数の整数部分をあわらし、右上ブロックが分子、右下ブロックが分母を入力する専用キーとなっている。


 一見複雑に見えるが、むしろ慣れると直感的に使える。


 通分とか約分とかを勝手にやってくれるので、自分では計算する気にならないような面倒な分数が簡単に扱える。


 分数はよく確率の計算をするときに使ったりするし、たとえば「1/3の3/5」みたいなビミョーな計算をやるときにいちいち約分しなくていいので圧倒的に楽だ。


 しかも計算過程を見せてくれる機能もある。

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 子供の数学の宿題を手伝う時に分数の計算なんか忘れちまったわ!!とおもってるお父さんお母さんに最適。

 あと、実は子供が宿題をやるときに自分の考えがあってるのか間違ってるのか自分で確認するのにも最適である。


 分数がこんなに簡単に扱えると、これまで現実世界で「ああ、分数で計算すればもっと正確にわかるだろうな」と思って諦めていたことが、サクッと計算できるようになって便利だ。


 ちなみに


 「OK Google、1/3かける3/5」


 と聞くと


 「答えは0.2です」


 となる。惜しい。これが1/5という答えで欲しいのだ。しかし分数にも対応してるとかGoogleアシスタント侮れないな。たぶん英語では1/4(クォーター)という単位が頻出するので対応せざるを得なかったんだろう。


 他にも面白いと思ったのは、図形にまつわる計算が簡単にできる「ShapeInfo」


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 図形を選んで・・・


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 数字を入れると、残りの数字が計算される!

 この場合は角度と距離を入力したら自動的に高さが分かる。


 三角測量が簡単に計算できるのだ。

 他にも、斜辺と底辺の長さから高さを求めたりすることも可能。


 なんて便利なんだ!

 これぞ道具化!これぞピタゴラス!!


 たまーに三角関数の計算が面倒になるときに使えそうだ。

 こういう道具があると知っておくのはとても良い

 

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 住宅ローンや自動車ローンを組む時、実際の総支払額を計算するのが難しい場合がある。それを簡単に計算するのがEmpruntというアプリで、返済期間や借り入れ、年利を入力すると総支払額や利息の合計、月々の返済計画などがわかるようになっている。基本的に計算は元利均等返済なので、住宅ローンなどを想定していると思われる。


 少なくとも不動産やローン会社から出された数字を鵜呑みにするのではなく(都合の悪い数字はできるだけ書かれていないことが多い)、出された条件を自分で検算するくらいの慎重さが欲しい。特に元利均等返済は元金の減りが遅いので利息を多めにとられるからチェックしておきたい。


 この場合だと1000万円を36回払いで返済する計画になっているが、30万円の返済に対し、最初の月で利子だけで4万円とられている。最終的には3年間で79万程度の利子を払うことになってる。利子の占める割合が円グラフで表示されてイメージしやすいのもこのアプリの良いところだ。


 ちなみに世の中には返しきれない借金というのがある。利息と返済額のバランスがあっていない場合にそうなる。


 リボ払いの恐ろしいところはそこだ。

 リボ払いがいかに恐ろしいかわかるのが「リボ計算」という電卓である。


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 カードローンの上限は500万円で、金利は最大実質年率最大18%。

 グレーゾーン金利が撤廃されたとはいえ、仮に年利18%で100万円を借りた場合、某社のリボ払いでは月々2万円の支払いになる。

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 返済に7年! 利息だけで80万円!

 各社がリボ払いを勧めてくる理由がわかるだろう。まさに濡れ手に粟。


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 まさに焼け石に水!


 ぜんぜん減らない元金。絶望感しかない。

 1年で24万円払ってるのに、元金は7万円しか減ってない!!!

 こういうことが電卓でわかるとリボ払いをするのはよほどの緊急避難措置にとどめたほうがいいことがわかる。ご利用は計画的に。


 しかし真の絶望はこれである。


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 仮に100万円借りて、月々1万円のリボ払いを選択すると83年4ヶ月、一生(!!!!)かかっても返せない上に、支払総額は10倍の1000万円になる。ただ、今のカードローンはそんな無茶な返済計画は選べないようになっている。


 とはいえ、やはり計算が簡単にできるのは素晴らしい。