THE長文日記

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ARスポーツ HADOがとにかく面白そう

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 昨日、東大先端研の身体情報学セミナーで講演したんだけど、その時一緒に講演したHADOというテクノスポーツが予想外に面白そうだったので今度行ってみたいと思った。


 HADO(はどー)とは、AR技術を使った「新しいスポーツ」である。


 そう聞いてもピンと来ないだろう。おれもピンと来なかった。


 なんどか、HADOのデモは見たことがあったんだけど、いつも大行列ができていてイマイチやる気にならなかったのだが、どうもHADOはめちゃくちゃ面白そうだ。


 HADOは今現在70万人のプレイヤーがいて、しかも世界中に広がっているのだという。


 なにが面白いのかというと、かなり本格的なARを使ったゲームであること。また、単なるゲームに終わらず、プロゲーマーとして飯が食えるようなところを目指して活動しているところだ。


 昨年東京タワーの近くで行われたHADOワールドカップでは賞金総額300万円、今年は賞金1000万円を超えるという。


 HADOはmeleap(http://meleap.com)という会社が展開していて、国内でも何箇所かで遊ぶことが出来る。

 また、利用料金はロケによって異なり、渋谷店では2ゲーム700円、横浜では一時間1000円ということらしい。


 すごいなーと思ったのは、「ARデバイスやAR技術そのものの開発はしない」と最初から決めていること。大学発ベンチャーとしては、こういうところにコアコンピタンスを持ってきたくなるが、敢えてそれをしないというのがすごくクレバーである。


 なんで大学発ベンチャーが技術に無駄に偏るかというと、あわよくばビジネスをしながら修論や博論も書けるのではないかという下心があるからだ。


 しかし、二兎を追う者は一兎をも得ずというではないか。実際、やはりそれはそんなにうまくいかない。人間一人ができることなどたかがしれているので、単純に技術一本足打法だとベンチャーとして成功するのは難しい。それよりは、「テクノスポーツ」「ARスポーツ」という新領域をどのように切り開いていくべきかクレバーに分析し、そこに経営資源を投入するというmeleapのやり方は正しいと思う。


 昨年のサンフランシスコのイベントで全米でもブレイクし、文字通り世界中に広がっているHADO。


 これまではイベントでの無料体験を横目で眺めていただけだったが、ぜひ遊びに行ってみたいと思った。


 ちなみにHADOのこの見事なリアルタイム空間認識はVuforiaというミドルウェアで行われているらしい。ミドルウェアを使うにもノウハウがあり、そもそもVuforia自身もこんな使い方は想定してなかったのではないかと思う。


 実はこの背景の絵がARマーカーになっており、これによって空間を認識するという仕組みのようだ。

 HADOのポジショントラッキングについてはmeleapの技術者自らが解説している動画があり、これは非常に参考になる。


https://builderscon.io/tokyo/2017/session/1e7b88f6-3af7-41a9-8d2c-5e9bd0bdd4b3

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  新しいスポーツを根付かせようとする活動として、AR技術そのものの成長過程として、HADOとmeleapには大いに注目すべきだったなと思った。