THE長文日記

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ローグワンを 4DXで見てきた(ややネタバレあり)

http://www.blindltd.com/films/project_13/fullsizeimages/projectimage_20.jpg

http://www.blindltd.com/rogue-one


 ようやくローグワンを4DXで見れた。これで三回目。

 4DXは都内だとやってるところが極端に少なくて、しかもスクリーンあたりの席が少ないからぜんぜん予約が取れずようやく取れたという感じ。


 MX4Dでおおいにガッカリした直後だったので、4DXならいいのではないか・・・いやむしろ最高ではないか・・・と思ったのだが・・・


 結論から言うと、今回のローグワンに限っては4DXは最高とは言えない部分もある。

 それは、なぜか背中叩き装置が4DXにも装備されてしまい、画面に映った敵が死ぬところで背中を叩かれる違和感があるシーンがいくつかあるからだ。それでもMX4Dに比べるとかなりマシだが。


 そして、雨のシーンでは上から水がポタポタ降ってくる。

 しかし、いくらなんでも振り過ぎである。冷たいし、3Dメガネにかかってしまうとメガネを一度外して拭かなければならない。


 今回はいつもの4DXのモーション担当じゃなくなってしまったのじゃないか、というくらい、くどい。

 ついに水関係のエフェクトをOFFにしてしまった。それでも隣の人に落ちた水滴が跳ね返ってくる。少々不快だ。


 なにごとにも限度というものがある。


 しかし、ラストの激しい戦闘シーンになると印象は激変する(ああ、なんかこの書き方、ピュアオーディオみたいだな)。4DXの特性を活かし、ぐるんぐるんと激しく動く。この動きの激しさが、4DXのハリウッド進出を阻んでいるかもしれないデンジャラスさであり、そして同時に4DX最大の魅力とも言える。


 気分はまるでジェットコースターで、これはもうすごく楽しい。


 MX4Dはおとなしめの動きだからイマイチ戦闘機に乗ってる感じはでないんだけど、4DXのX-WING、Y-WINGに乗ってる感はハンパない。


 そしてハイパードライブのシーンでは完全にシンクロする。最高かよ。




 というわけで、残念ながら4DXも完璧とは言い難いが、後半の戦闘シーンでの動きの演出が全てを帳消しにしてくれる。もうわざと遅れて劇場に行ってもいいレベル。


 ところで今回のローグワン、どうも男女で評価が別れるようだ(清水総研調べ)


 男はだいたい「最高傑作」と言い、女性は「面白かったけど、私が好きなスターウォーズはこれじゃない」と言う。


 年齢の問題もあるかもしれない。

 4,5,6至上主義者にとって、ローグワンはわりと評価が高い。

 というのも、4,5,6の見せ場は、ジェダイのチャンバラもさることながら、やはりX-WINGによる大規模な攻撃、宇宙艦隊同士の衝突という、おそらくスターウォーズが描くまで誰もが夢想しながら実際に映像化できなかったものが見事に映像化されたということが大きい。


 たとえば4では、主人公はライトセーバーを実戦では使わずX-WINGとフォースで反乱同盟軍を勝利に導く。


 単なる宇宙モノではなく、神秘的な秘めたる精神力を利用して勝つ、というところがスターウォーズのオリジナリティであり素晴らしいところである、という説にも同調はしよう。その証拠に、主人公のパイロットとしての才能は5,6と回を追うごとに薄まっていく。ジェダイの騎士としての目覚めが主人公にライトセーバー以外の道具を必要とさせなくなってしまうのだ。事実、6では主人公はパイロットとしては全く活躍しない。


 まあ実際にはスペースオペラに精神的な要素を盛り込んだものとしてはレンズマンという傑作小説があって、これがスターウォーズのストーリーに大なり小なり影響を与えていることは間違いないと言われている。


 その後つくられた1,2,3は、もはやパイロットとしての主人公の才能はほとんど見せ場がない。かろうじて1だけにはそういうシーンがあったけれども、2,3では単なる色ボケジェダイとしてただひたすら頭が悪くなっていく。


 1,2,3はジェダイがメインテーマであり、パイロットとしての才能は全く意味がなくなってしまう。

 宇宙だの惑星だのが取ってつけたような設定になってしまい、どんな場合でも主人公は基本的には剣で道を切り開く。どうも違うだろ、それは、というのが拭えない。


 僕の世代が受けたスターウォーズ・ショックとでも言うべき現象は、明らかに4に由来するものだった。デス・スター破壊作戦の与えたインパクトは、未だにゲーム化されるときの一番のクライマックスになっていることからも明らかだ。


 ジェダイになりたいという思いよりもX-WINGのパイロットになりたいという思いの方が強調されているのである。



 ところがスターウォーズが好きな女性に聞くと、ローグワンにはジェダイが出ないからイマイチ、スターウォーズっぽくないのだという。


 また男性であっても、宇宙座頭市であるチアルートが最後までフォースに目覚めないのは納得いかん!という人も複数人居た。


 この世界では、どうもミディ・クロリアンという微生物がいないと生来的にフォースが使えないという設定がエピソード1で突然追加され、大ブーイングとなった。


 普通の男の子が修業によってフォースを身につける話だと思っていたら、なんのことはない、才能がないといくら努力してもダメなのである。


 この設定に従うと、チアルートがフォースに目覚めるわけはないのだが、あの超人的な振る舞いはなんだったのかというモヤモヤが確かにうまれなくはない。


 それでもラストの艦隊戦が全ての不備を帳消しにする面白さだと個人的には思う。


 ギャレス・エドワーズ監督は僕とほとんど歳が変わらないので、ツボが同じところにあるんだろう。


 ちなみにエリックによると、エドワーズ監督の最高傑作はデビュー作のMONSTERSらしいのでこれはいつか見たい。



 超低予算ながら面白いらしい。


 まあでもスターウォーズの戦闘シーンが好きだ!という人には4DX、文句なしにオススメです。