THE長文日記

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バーチャルリアリティがこれから益々熱い!

http://research.uei.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/06/fellow_award_frame-318x415.jpg


 UEIリサーチの西田友是所長が情報処理学会からフェローの称号を頂きました。

 「コンピュータグラフィックス分野の創成と基盤技術開発ならびに教育・普及に対する貢献」が理由だそうです。


 このフェローの称号は昨年、未踏の統括PMでお馴染みの竹内郁雄先生も頂いた名誉ある賞。


 しかしコンピュータ・グラフィックス分野っていうと狭く聞こえるけど、今我々が普段接しているPCやスマートフォンの画面やPCから印刷された印刷物(もはやそうでない印刷物はないよね?)は全部コンピュータグラフィックス分野の成果なのだからこの分野がいかに社会に影響を与えたか想像するだけで恐ろしい。


 インタラクティブ、デスクトップパブリッシング、バーチャルリアリティ、オーギュメンテッド・リアリティ、グラフィカル・ユーザー・インターフェース、果てはピクサーの映画やハリウッドの特撮まで、そのすべてがコンピュータ・グラフィックス分野のカバー範囲なのだ。


 その中で、いまいち昔から研究されているのになかな盛り上がってこなかった分野がバーチャルリアリティだった。


 バーチャルリアリティを説得力あるものにするには昔のコンピュータでは限界があったのだ。

 最近はGPUの能力が有り余ってきたのでバーチャルリアリティが現実感を持てるようになってきた。


 Oculus Riftの発売も決まり、ソニーのProject Morpheusもどうも動き出してる模様。


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 さらにValveもやる気を見せていて視線入力可能なFOVEとか、GPUの活用範囲が益々広がろうとしている。まあ正直、ディープラーニングがたとえサーバーサイドでしかCUDAを使わなかったとしても、バーチャルリアリティが流行ればGPU業界の未来は安泰だ。株買うなら今。


 バーチャルリアリティが再び盛り上がってきた理由のひとつが、意外にも日本のライトノベルにもあるのは興味深い。

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 バーチャルリアリティをテーマにした作品、ソードアート・オンラインがヒットして、日本でもバーチャルリアリティに対する期待感が高まったのは明らかに追い風だろう。


 僕が中学生の時代、第二次VRブームの頃は、バーチャルリアリティをテーマにした映像作品は「バーチャル・ウォーズ」という、ろくでもないものしかなかった。


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 これをみて「おれもバーチャルリアリティやりたいな」と思う奴はいない。


 ほんとソードアート・オンラインがヒットして良かった。

 Oculusの開発者の一人もソードアート・オンラインに影響受けたらしいし(要出典)


 そして昔は課題だった入力装置の方も、KinectやLeapMotionが揃ってきている。


 あとはコンテンツなんだけど、僕はUnityみたいなやつで仮想の空間を作りこんでそこを歩いたりするのも充分アリだとは思ってるんだけど、一番の感心事は実写にある。


 正直、ラブプラスにひと通りハマった僕も、サマーレッスンにハマれる気がしない。

 いや、仮にハマったとしても、人に言える気がしない。

 なんかそれって、とてつもないダメ人間になっちゃったような、そんな告白にも似てる感じだし。

 けどサマーレッスンの画像の質感凄いよなあ。


 今日はVRクリエイティブアワードというのがあって、弊社の実写VRコンテンツ制作ソリューションのVRiderも急遽展示が決まったんだけど

VR CREATIVE AWARD 2015

http://vrc.or.jp/award/


 やっぱ実写の持つ説得力って圧倒的なんだよな。

 幽体離脱感覚。


 僕だったらねー、VRコンテンツであんまり積極的に動きまわるというよりも、ぼーっと臨場感だけ楽しみたいなーと思う。

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 理化学研究所の藤井先生が作った代替現実感(SR)システムもやっぱり実写だから迫力がある。不思議なことに。


 女の子が迫ってくるコンテンツがあって、これがけっこうドッキリする。

 いや、そういうコンテンツにハマったとして、やっぱり人に言える気はしないけど・・・


 インタラクションで、今あんまり想定されてないのは、音声入力かな。


 サマーレッスンも、音声入力にすればわりと自然な気もする(家庭教師だしね)。

 家庭教師故に触ってはいけない、というルールだと思い込めば、或いは・・・



 しかしあれだよね。


 大学で教えてる自分の立場を考えると、ゲームとはいえ教え子に恋心を抱くようなコンテンツにハマってるとか社会的生命を抹殺されかねない。ラブプラスはあくまでも同級生という設定なのでセーフ



 でもVRは、この「人に言えるコンテンツにハマれる」ことが大事な気がする。

 まあドラゴンクエストとかソードアート・オンラインとかならいいか。


 でもソードアート・オンラインも、本当はディストピアものという気がしなくもないが。



 実写だとすると、僕はアイドルのライブをステージのどまんなかで見る、みたいなコンテンツがいいんじゃないかと思ってるんだけど(臨場感が凄い、というものが圧倒的なインパクトを持つのはそういうものになっちゃうし)。



 あとは、あれだね。

 テレイグジスタンス。

 これもバーチャルリアリティの応用分野の一種。


 ドローンに全方位カメラを付けて、それをリアルタイムで送信して完全に幽体離脱した浮遊体験をするサービス。


 これは楽しいと思うんだよな。

 本当はビル街とか飛ばしたいけど、絶対に事故るのでもっと高いところを飛行機で飛ばすか、まあ山とか砂漠とか南極とか、いわゆるひとつの絶景を空中から眺めたいよね。


 今、世間様はドローンに厳しいですが、今日は新潟のスキー場を貸しきってドローンレースが開催されます。だって東京ではもうどこでも飛ばせないんだもの・・・悲しいよね。それって。



 新潟のスキー場も、オフシーズンだから快く場所を提供してくれたので、思う存分飛ばしてくるよ。


 ところで宣伝を頼まれはしたんだがどう扱っていいかわかんないイシューなんで唐突にここにぶっこむけど、スティーブ・ブシェミというハリウッドの名脇役を日本に呼ぶというプロジェクトをやってる人がいるらしい。

スティーヴ・ブシェミを日本に呼ぼうプロジェクト | ガジェット通信 GetNews

http://getnews.jp/archives/976715

 どうしても呼びたいらしいんだけど、全く呼びたいモチベーションが伝わってこないので、僕もどうしていいかわからない。もしスティーブ・ブシェミが好きな人がいたら協力してあげてください。



 しかしダコタ・ファニングを呼ぶならともかく、スティーブ・ブシェミとかいうオッサンを呼んで何がしたいのか全くわからない。


 男ならロバート・ダウニー・Jrくらいしか興味ない。

 脇役じゃないけど。


 強いて名脇役で会ってみたい人といえばサミュエル・エル・ジャクソンくらい。

 でもたぶんクラウドファンディングで呼ばなくても映画のプロモーションで普通に来日しそう。



 サミュエル・エル・ジャクソンは42歳でブレイクしたと言われてる。

 それが2011年には最高の興行収入を叩きだした俳優としてギネス記録になったとか。


 僕が好きな出演作は「ケミカル51(51th State)」かな。

 この映画の主人公であるドラッグ調合師が一番のハマり役だったと思う。


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 スターウォーズに出てた時はちょっと興ざめ。ルーカスに直訴して出たらしいけど。

 そもそもスターウォーズに有名人は使わないという話ではなかったのか。ナタリー・ポートマンだけにしとけば・・・


 サミュエルはあまりにも多くの映画で見るので、この人が出るとちょっと飽きちゃうくらい。でもこういう人って映画業界では貴重なんだよね。日本でいえば竹内直人か。居るだけで映画が締まるというか。でもちょっと出すぎじゃない?というか。


 

 バーチャルリアリティも、その他のコンピュータグラフィックス技術も、目指すところは「現実の再現」だ。


 すると究極のものは、やはり実写に限りなく近いもので、実写に近づけば近づくほど、モデルが重要になってくる、と僕は思ってる。


 この場合のモデルというのは、俳優のことね。

 

 今のゲームはわざと作り物臭さを残した人間をモデリングして登場させている。

 全く逆に、WWEのプロレスゲームやFIFAサッカーゲームなどは実在の選手に似せたりしているけど、3Dスキャンとかキャプチャとかしてるわけじゃないのでリアリティの限界値が低い。



 でもね、人間の想像の中だけで生まれたモデルは、いくら丁寧に表示しても「現実っぽい」で終わってしまう。


 本当の現実感というのは、その人の人生とか体調、息遣いまでをも感じさせるものでなくてはならず、それは現実に生きてきた人間でしか持ち得ない。


 リアルなお人形の人形劇から、「現実とすぐには区別できないレベルのリアリティ」に迫っていくには、ある時点でどうしても現実の人間を完全にキャプチャする技術の確立が必要になるだろう。


 西田先生によると、例えば現実の空間や存在をそのままキャプチャしてそのまま3Dにするには、Point cloudという技術があり、建物や地形に関しては実用レベルまで来ているという。

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 KinectとおなじTOF方式でリアルタイムな人体キャプチャを行う実験もされている。


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 けどこれだとゲームやバーチャルリアリティで使うにはまだまだという感じがする。

 最近のLeap motionだとけっこういいレベルまで来てるらしいけど


 ここらへんが本当に発達していくと、ダコタ・ファニングの家庭教師になるゲームが遊べる時代がようやく見えてくる。


 いや、家庭教師はまずいか(サマーレッスンも海外でいろいろ言われたらしいし)。


 バーチャルリアリティの中で一緒に冒険する相棒役が、全く架空のきれいなお人形さんよりも、現実の人間のほうが、個人的にはずっとやる気が出る気がする。


 ディープラーニングバーチャルリアリティも、神のつくりしヒトと、神のつくりし世界とをヒトが再現しようとする、という意味ではバベルの塔なのかもしれない。


 しかし人類はついにここまで来た。

 だれでも買えるVRヘッドセットと、コンテンツ。とりあえず今はそこで我慢しとこう。


 うーん、死ぬ前にはダコタ・ファニングの家庭教師になれるかな・・・(そのときダコタ・ファニングはいくつかなんだ)