THE長文日記

長文とか短文とかのクレームは一切受け付けません

今日の炉ばた大将 ~ヨダレしたたる夜食編

 昨日は大学の講義をしたあと、新宿で打ち合わせしつつトラジで焼肉。


 それでまあ思ったんだけど、やっぱり下手な焼肉より炉ばた大将の方が美味いね。いや、トラジに下手な焼き肉というのは失礼だな。大半の焼き肉、というべきか。まあいろんな部位をいろいろ食えるんだけど、二人で焼き肉だとあんまり沢山の種類食べれないからね。


 いや、焼き肉もいいのよ。いいんだけど、なんかちょっとかしこまった雰囲気というか、「うおおおっ」て感じがあんまりしない。物足りないのよ。あのカセットの炎を見ていないと。炉ばた大将が恋しい。


 ただ、あれだね。


 炉ばた大将で毎日鍛えてるお陰で、炙り加減というか焼き加減?には敏感になった気がするね。

 けど焼き肉やには調味料が圧倒的に足りない。これだよ。


 かといって海原雄山じゃないから醤油のボトルだの日本酒だのを持ち歩くわけにもいかないし。


 最近、塩くらいは持ち歩こうかなと半ば本気で考えてはいるけれども。


 それで一通り焼き肉やって盛り上がって、家に帰って「んー、ちょっと炙るか」と思って炙り始めた。

 今日は軽く夜食感覚でトマトをやってみる。

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 輪切りにしたトマトにチェダーチーズを乗せて、バジルをさらさらっと。


 実はこの手法、昨日の昼に自宅でモスバーガー菜採クローンを作った時に発見したんだけど、トマトを輪切りにして炙ると実にサッパリしていて最高のおつまみになる。


 もうこれも美味いよ。

 プチトマトの串焼きとはまた違う、ワイルドな野趣というか、口一杯にトマトの旨味が広がって、チェダーチーズでそれがブーストされるって感じかな。いわばパンとハンバーグのないモスバーガーみたいな。



 もうここまで来ると、おなかが減ったとかではなく、ただ炙りたいので炙る。

 炙ることがもはや僕のレゾンデートルになっている。


 我炙る、故に我あり。


 しかしさすがに師走だし社長だし毎日家で夕飯を食うというのもどうなんだ。忘年会とか行かなくていいのか?というのはごもっとも。


 今日から忘年会ラッシュで炙りは少なめになってしまいます。

 無念ではありますが



 とはいえもはやこのブームは秋葉原で留まることをしらず、高校時代の恩師のレーコ先生や、小学校の押ささな馴染みのあゆみちゃんなど、新潟県にまで波及。どこまでいくのだ炙り大将。



 グリルプレート早く届かないかな


 そうそう。関係ないけど、最近読んでるKindle本「謀殺のチェスゲーム」がけっこう面白い。

 何が面白いかって言うと、なんか「新戦略専門家(ネオ・ストラテジスト)」っていう人たちが出て来て、彼らが自衛隊の影の実力者であり、戦略の天才だっ みたいな感じでスタートするんだけど、けっこう諦め早かったり、すげー頭良さそうな台詞として「ブレインストーミング法を試そう」とか言っててかなりマヌケな印象もうけるが、作者は26歳(当時)。


 さらりとゲーム理論ライフゲームがでてくる。つまりこの時代はブレインストーミング法というのがかなりの知識階級しか活用していない方法だと考えられていたのだろう。


 70年代中期に書かれた作品なので、まだAppleIIやTK-80すらない時代に書かれた小説と考えると作者は26歳にして相当な知識を蓄えてこの小説を書いたことが解る。


 「ライフ・ゲームというゲームをご存知でしょうか」

 内心の苛立ちとは裏腹に、宗像の声は穏やか過ぎるほど穏やかだった。

 「いえ・・・」男は面食らったようだった。

 「知りませんが・・・」

 「生物社会を象徴するようなゲームなんですがね」


(中略)


 「マサチューセッツ大学のあるグループは、有限子の石から無限に石が増えていくグライダー銃方式を発見しました。この方式によると、パターンは永遠に変わり続け、ついに終わることがない。

 現代の新戦略研究家(ネオストラテジスト)たちは、この「ライフゲーム」を革命戦略の中に取り入れようとしています。つまり、政府に反対する地下組織がいかに細胞(グループ)を増やしていくか・・・「グライダー銃」方式を用いれば、各細胞は互いに最低限の接触の必要しかなく、しかも共通の目的のもとに動くことが可能なんです」

 凄い。


 というのはコンピュータがまだ身近でない時代、理論でしかライフ・ゲームが確かめられていない時代にライフ・ゲームの本質を見事にいいあて、それをフィクションとして昇華させているこの手腕は見事だ。


 そのうえ勢いがあって面白いのでぐいぐい読めてしまう。

 

 ラノベというジャンルはまだなかったけれども、これはラノベの原型と言ってもいいかもしれない。ジュブナイルとはまたちょっと違うんだよな。

 

 台詞がいちいちいいのよ。


 「我々、新戦略専門家(ネオ・ストラテジスト)は、この件に"全面的に"介入する!」


 とかね、台詞として変なんだけど勢いがあるから受け入れられちゃう。

 それでいて難しいことはあまり書いてなくて読みやすい。




 というわけでお勧めです。