THE長文日記

長文とか短文とかのクレームは一切受け付けません

IT業界人とプログラマーはみんなで見て盛り上げたいドラマ

やあみんな! ネクスイノベーションという会社を知っているかな?





時価総額3000億円の気鋭のIT企業だ。

え、知らないって?


まあそれも仕方ないかな。

この会社は「リッチマン、プアウーマン」というドラマにでてくる架空の会社なんだ。


おそらくモデルになってるのはFacebookとかそのへんのソーシャルネットや、gumiみたいなソーシャルゲームベンダー。

最大の特徴は社長(小栗旬)が高校中退のプログラマーで、ものすげえ勢いでプログラム書いて難問を解決するってこと。

「プログラム言語もわからない奴が・・・」みたいな台詞がでてくるドラマは日本初だろう



社員が出して来たUIが気に入らなかったら次々と社員のノートPCを投げ捨てて、「おまえらには失望した!おれが自分で書く!」と言って自分でコーディング(エディタはEmacs?)して超絶UIを作るものの、東大理学部の素人(石原さとみ)には使えないことがわかり、結局改良したUIはなんとWindows8(Metro)そっくりになるというオチ(Microsoftがスポンサーなの?)などなど笑いどころ満載。


まあ29歳のIT社長がレクサスとトヨタしか乗ってないっていうだけでもうアイロニー炸裂。なぜトヨタなんだ。しかもトヨタなのに2000GTみたいな骨董品はあるのに定番のパンダトレノはなし。なんか酷いトラウマとかあってトヨタにしか乗れない呪いとか掛けられてるのか。まあ大人の事情なんだろうけど、トヨタしか出せないということであればむしろ免許持ってない、みたいな設定でレクサスの後部座席にしか乗らない、くらいのほうがリアリティあると思うけど。


クルマが好き、みたいな設定でガレージに何台もクルマがあるのに全部トヨタという。全部日産、とかならわかるんだけどなあ。アイアンマンのトニー・スタークのガレージみたいにしたかったんだろうけどトニー・スタークのガレージが全部GMだったらひくぜ。まあこういう大人の事情が透けて見えるのもまた楽しい。追っかけ視聴なのでスポンサーはわからず。


あとはブラック企業まっしぐらの「デスメール」とか。プログラマーは全員契約社員らしく、三ヶ月ごとに契約更新されなければ「お疲れさまでした。契約終了です」というデスメールが来る。

解雇予告通知すらないという。アメリカ人か。こんなんがIT企業と思われたら困る。


三話のみどころはとにかく「プログラミング言語も読めないくせに」という名台詞。

というかこの台詞自体がかなり気持ち悪くていい。「ふつうの考え方をやめろ」に通じるものがある。

知らない人が想像で作った罵倒台詞。


ふつうだったら「コードも書けないくせに」だろう。まず「読む」っつうのがなんか変だし(言語は表現するためのものだ)。「英語も聞けないくせに!」とか言わないでしょ。「英語も話せないくせに」はあり得るとして。


そして「プログラミング言語」って語呂悪すぎだろう。

そんな言い方、本当に書ける奴だったら絶対に言わない。つまりフェイク。まあ社長がトヨタばっかり集めてるようなドラマだからこのくらいのフェイクは許してもいいけど。


しかしよりスマートな「プログラミングもできないくせに」ではどうしてダメだったのか。

わからないけど、「プログラミング」は言葉として一般化しているけど、プログラミングって言語で書くんだぜっていうホンモノ感(??)を出すために敢えて「プログラミング言語」という言葉を使いたかったのだろうか。


それに根本的に間違ってるのは、東大理学部ではプログラミング言語はほぼ必修科目だし、最近はいきなりOCamlとかハーコーな言語から入門するらしいので、下手なWebプログラマーなんかよりコードの本質を学んでる。そんな人間に向かってちょっとWebサイトつくっただけの奴が「プログラミング言語も読めないくせに」って言ってるのがむしろ間が抜けている。まあこのへん取材不足だろう。せめて文系の設定にすればよかったのにねえ。


四話では石原さとみは理学部なのに社会科学的方法で地道なアンケート調査をやる。

なぜだ。一体全体どうして理学部という設定なのだ。大学に行った時に白衣を着せたかっただけなのか。謎だ。今後明らかになるのかも知れない。


などなど、このドラマの細部にツッコミを入れたくなることは多々あるが(それもまた楽しいが)、重要なのはプログラマーが主役ってこと。


主人公、日向徹はマーク・ザッカーバーグの日本版みたいな変人で、人の顔と名前を覚えるのが苦手。

ドラマを見てると、チームラボの猪子さんっぽい言動があったり、芸者東京の田中さんっぽかったり、まあいろいろといわゆるアイテー系の匂いがプンプンするオモシロドラマに仕上がってるぞ。


実家の両親にこのドラマを見せたら、たまに里帰りした時に言われる小言(「あんたは大学もでないで・・・」とか)も半減しそうな勢いだ。


こんなIT業界的に美味し過ぎるドラマが、意外とIT業界人に見られてないっぽいのが残念なので紹介することにした。


ネクスイノベーションみたいなイカしたバブリー・アンド・セクシーな会社に入りたいって?

大丈夫。モデルになってると思われる会社のひとつ、mixiに挑戦してみてはどうかな?

ネクスイノベーションにはみんなが自分の想いを綴った壁があるんだけど、mixiも、いろんなキーワードが書かれた壁がロビーに飾られてたしね(I love Masami Nagasawaとか)。


こんな感じで超楽しそうだ。Check it out!

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