THE長文日記

長文とか短文とかのクレームは一切受け付けません

はてなブログがSafariでログイン不能?に

なんかなんどログインしても「記事を書く」が出てこなくなって、「いよいよはてなブログも終わりか・・・」と思う今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか。


Safariじゃなくてchromeに変えたらログインできたので,バグだと思う。
こういうバグすらもチェックできなくなったか、ユーザーの熱意が急激に減衰しているのか、もしくはその両方か。


むかしはさすらいのブログジプシーとしていろんなブログサービスを定期的に渡り歩いたりしていたんだけれけども、最近ブログそのものがそんなに流行ってないしどうすんのよ、という気がする。noteもいいんだけどさ(加藤さん仲良いし)


mediumはいまいち鼻につくし使い方がよくわからん。かといってWordpressとか冗談だろうという感じだしなあ。


今週は忙しくて、ローマから帰って来たらすぐCEATEC・・・なのだが体調が優れないのでCEATECには結局一度もいけず、自宅で療養してはラジオに出たり(来週木曜日、大前創希の番組で放送するらしい。都内ではradikoでないと聞けないとか/ っていうかこんな情報で本当に番組発見できるか謎)、講演したり、パネルディスカッションに出たりとまあまあ忙しかった。プレスリリースも出した(
ギリア、強化学習技術の最先端企業である 米コジタイ社と戦略的パートナーシップで合意 : 【プレスリリース】: ライフ : 読売新聞
)しね。


週末も、明日日曜日はU-22プログラミングコンテストと全国小中学生プログラミング大会の合同表彰式があって、その翌日からCSLのオープンハウスがあって、さらにILS(イノベーションリーダーズサミット??)とかいう、経営者を三日間も拘束するという株主がらみでなければ絶対に参加しない地獄のようなイベントがあり、それがおわるとCSL30周年記念パーティがあり、さらに土曜日には謎のイベント「ML 15min」に登壇することになっている


machine-learning15minutes.connpass.com


再来週はようやく講演ラッシュはひと段落して落ち着くが、こんどは長岡のオフィスが引っ越すので事務所びらきパーティに行かなければならない。
やはりグループとしての統一感を出すために東京と同じ内装業者に頼んだ。


f:id:shi3z:20181020084650p:plain


しかしこんなにdeadlyな人生を送っていたらdeadしてしまう。今日、土曜日くらいが唯一憩いの時間なのだ、と思っても風邪なので暴れられず。
仕方ないからトンカツでも食うぜー!


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密かにファンである神田の「とんかつ3」。夜は酒も飲めるトンカツバーと化すのだが、敢えての定食をチョイス。
昔に比べると酒の量減ったよ。やはり酒って飲み始めると際限ないけど飲まなくても生きていけなくはないんだなー当たり前だけど。


そんな最中、駅弁隊長こと樋口総司令から「根本宗子いかない?」と誘われ、二つ返事で向かった。


根本宗子といえばもはや今をときめく演劇演出家でありプロデューサーであり、役者である。
その昔、四ツ谷のスナックで数十人の観客を相手に毎月新作を発表していた頃は何度か通ったものだ。


根本宗子といえば出てくる女性がみんな「やな女」というか「女の嫌な部分」だけを露悪的に強調して笑いに変えることも特にせず、観客をいやーな気持ちにさせてさせてさせてさせて、最後にひっくり返す(しかもだいたいやな感じで)というバッドテンションカタルシスが身上の演劇であり、子供の頃いったいなにがあったんだと人格形成に疑いの目を向けたくなるほど、いやな人間を描写するのが上手い。


今回の実験劇場「コンビニ」は、会話劇を主体とする「草」チームと、肉体劇を主体とする「肉」チームが連続で全く同じ台本の演劇をやるというもの。


  「それは面白いのか・・・・?」


という一抹の不安もありつつも、根本宗子ならやってくれるに違いない という期待を全く裏切らない。さすがだぜ流れ石だぜ根本宗子。しかも今回はメインは男。ずっと男。男のいやな部分(これはもちろん本当は男女関係ない)を最大限にボリュームアップした、バッドテンションエンターテインメント。決してお子さんにはお勧めできないが違いのわかる大人にこそ見てほしい。


以前は根本宗子のファンといえばおっさんばかりなので、まるで地下アイドルのおっかけをやっているようで足が遠のいてしまったが、今回はイケメン俳優を中心に吸えたため、女性客が多かった。これなら来れる。また行こう。こんどは12月だ。


gekkannemoto.wixsite.com



さ、まあそれはどうでもいいのだが、演劇を一通りみたあと、小腹空いたなという話で、近くに巨牛荘の本店があるというのでこれはもう行くしか行くしか行くしかない。


f:id:shi3z:20181020085024p:plain


実際に歩いたらそんなに近くもなかった。

まあいいや。気を取り直して、まず巨牛荘ビギナーの我輩はなにはなくともプルコギなのである。
プルコギを食わずして巨牛荘を語るべからず。


しかし、メニューを見ると地獄から来たあの刺客が!!!


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ケジャン!!

何を隠そう吾輩はケジャンにめっぽう弱いのである。

美味い!
巨牛荘のケジャン、値段も高いが味がしっかりしている。
ゼラチン質に味がしみていて本当に美味い。イエーイ!大漁じゃあ!!


f:id:shi3z:20181020090221p:plain


さあそしてプルコギ!!
本格的なプルコギを食べるのは実は初めてかもしれない。


なんて美味いんだ。
韓国の人ありがとう!

ここで樋口隊長が一言「プルコギ三人前につきうどんひと玉、あと三人前追加しませんか」

え、六人前!?
今三人ですよ。一人二人前ですか?


しかしこれが食えてしまう。
なんということでしょう。
ペロリです。

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そしてうどん
udon!


ウマーイ!!


万歳
さあ来週もがんばるぞい(明日も仕事だった

「おい兄ちゃん、いい靴履いてるな?」「あ?こんな暗闇で黒い靴のブランドがわかるわけないだろ」

野暮用でローマに来ている。


普段出張で自分がどこのホテルに泊まるのか、どのエリアに泊まるのかは自分で選ぶのだが、だいたい3択のうちひとつを選んで終了することになる。


今回の場合、ほぼ二択だったので適当に安い方でいいやと思って選んだのだが、ヨーロッパの治安が悪いということをまたしても忘れていた。


f:id:shi3z:20181014135354p:plain


何度同じミスをすれば覚えるのか、自分に憤るほかないが、どうせ男一人、ねぐらだけあれば十分だという考え方から、いや仮にも社長なんだから自分の安全には気を使えよ、という考え方にシフトするのがいつも遅れている気がする。


とりあえず夕方ホテルにチェックインする頃には、あたりはすっかり暗くなっていて、夕飯を食べにでかけるという雰囲気でもない。


それに、無数にならぶトラットリアの中で、どこがそれなりの味なのか見分けるのも骨が折れる。


とりあえずスマートフォンで検索してみると、「その付近は治安が悪くお勧めできません」「その付近にお勧めできるレストランはありません」などという絶望的な能書きばかりが出てきて「マジかよ」と絶句しつつも、食わないわけにもいかないので、最小限の装備で街へ繰り出す。


このホテルにはレストランが併設されておらず、絶対に自力で食いに行かなければならない。


あちこち回って、手頃そうなピザ屋を見つけた。



しかし一切れがでかい。でかすぎる。


f:id:shi3z:20181014140137p:plain


「もっと小さいのはないのか」と聞くと、「きれっぱしならあるけどね」と出される。それでいいや。


ついでにペットボトルの水も買って、帰りしな、ほぼ真っ暗な道で急に声をかけられた。


「おい兄ちゃん、いい靴履いてるな?」


見ると、暗闇に同化したような真っ黒な肌の男がパーカーを羽織って靴を指さしてる。


釣られて視線を落としそうになるが、すぐに


「こんな暗いところで黒い靴の良し悪しがわかるわけねえだろ」と言い返した。


AirMAX狩りじゃあるまいし、大方スリの類だろう。
ピザとペットボトルでふさがった両腕を振り回し、黒人を振り切って、道路を渡った。


ローマじゃそんなことばかりだった。


駅で切符を買おうとすれば、やはり黒人に絡まれ、普通に歩いていても、やはり黒人に絡まれ、どういうこった。どんだけ貧しいんだよこの国の人たちは。


ホテルの部屋に戻り、「切れっ端」のピザを食べる。


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・・・固い。


そして冷たい。
うーむ、まあこんなもんか。


あけて翌日、世界で二番目に大きいと言われるMakers FaireであるMaker Faire Romeに行く。


信じられないくらいの人通りだ。


東京の数倍の規模はある。


ただ、よく見ると地元の高校や大学、大学の研究室、企業などの出展が圧倒的に多い。東京みたいにヘンテコなものを作ってくる個人はそれほどいない。


ヨーロッパの各大学の研究室が何をしているのかということをザクッとサーベイするには丁度いい機会だったが、やはり同時に日本の特殊性というものを再認識した。


本当はここまできたついでにUISTにも行きたかったのだが、来週からCEATECが控えているので我慢してとんぼ返りする。


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ローマはカルボナーラ発祥の地として知られていて、ホテルの近くには、カルボナーラ発祥といわれる店がある。


が、あまりに並んでいるらしいので、その近くで同じくらい評価の高いレストランでカルボナーラ。


ベーコンがカリカリで、日本のカルボナーラとは違う感じだが、これはこれで美味い。ようやく柔らかくて美味いものを食うことができた。


治安が悪いということで午後7時以降は部屋に引きこもり仕事に熱中していると、まあ場所が違うだけでも新鮮な気分になるし仕事も捗るしこれはこれでよかったか、と思った。


PlaidMLもいろいろ試せたしね。


いまのところ新しいMacBoolPro15"は快適である。
唯一の難点はTouchbarで、やはり予想した通りESCキーが物理キーでないのはけっこう困る。


そもそもブラインドタッチをマスターしてるのにいちいちキーボードを見ないと音量も照度も変更できないというのはいかがなものか。


もうちょっと使ってみるけどさあ

札幌には何かがある!? 謎のイベントNo Mapsに行ってきた!

札幌である。
時系列は前後するが、どうせ明後日帰るしローマの夜は危険だらけだしということで危うきに近寄らないことでおなじみの吾輩は早々と午後六時には寝たのである。


ローマで午後6時というのは東京の深夜なので帰ったときに時差ボケが発症しにくいであろうことをもちろん見越しているのである。


そして目がさめるとローマ時間の午前4時。東京の午前11時で、こりゃまた随分眠ったたわい、と思ったのである。まあMKR散々歩き回って疲れたしな。


さて、感動を忘れないうちに札幌の記憶を記しておくと、クリプトン伊藤さんに誘われて一泊二日(しかも二日目は始発で戻ってそのまま成田)で行った強行軍ではあったが、その楽しさの片鱗は伝わってくるイベントだった。


まず千歳から札幌へ向かう道すがら、駅弁チャンスなので悩んだ挙句、佐藤水産の鮭いくらをチョイス!


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やっぱ北海道といえば鮭。脂ののった鮭の旨さときたら半端ないわけだが、戻ってきた鮭というのは脂が抜けきっているので、その脂不足を補う意味でちゃんちゃん焼きとかが発明されたらしい。この弁当の場合はぎっしり詰められたイクラがその役割を担う。なんという贅沢!


会場に到着すると、ブロックチェーンやeスポーツなど、さまざまな話題で盛り上がっている。


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特にeスポーツの話で面白かったのは、「おじいちゃんと孫でチームを作って参加する」だとか「障害を持った人でもそうでないい人と参加できる」という話で、eスポーツはオリンピックなのかパラリンピックなのかで議論が別れるほど新しいジャンルなのだという。この話は面白かった。


NoMapsは音楽祭や映画祭なども併催されるが、僕が行ける初日はまだやっておらず、そのかわり有名な札幌の地下街でいろいろな展示を見ることができた。


展示は企業のものも多いが、高校や専門学校の展示も多くて楽しめた。


f:id:shi3z:20181013122057p:plain


顔認識で、人が映ると魚が寄ってくるインスタレーション。
魚がいろいろ出てきて、すごい美味い絵と、気の抜けたような絵が混在していて楽しかった。


f:id:shi3z:20181013122304p:plain

これはけっこう好きだった。
プラレールが北海道の名所を影絵で映し出す。角度の違う懐中電灯が車両をまたいで二つついてるのがポイント。

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LSTMを使った俳句生成システム。北大との共同実験らしい。

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適当に作ってから俳句の条件を満たさないものを除外していく。
街の発明おじさんみたいなアプローチがまたいい。
俳句の生成をガチでやろうとしているところが素晴らしい。


こういうのでいいんだよこういうので


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Raspberry PiとMovidiusでリアルタイム物体検出。
思ったより高速に動いてて感心したんだけど、この会社の売りはそこではなくて堅牢なハウジング。
Raspberry Piを産業用に使うためのコンデンサベースのUPSとかを提供してる。
面白いなあ


夜はスマイルブームの小林社長(こんど東京でプチコンのイベントやってくれるそうな)と、クリプトンの伊藤社長と居酒屋で夕飯

f:id:shi3z:20181013123624p:plain


さすが札幌!なにもかもがうまい!

その後、NoMapsに連動して開店している期間限定スナックに三人でなだれ込み、知らない人といろいろ話す。特に面白かったのは名駅弁「森のいかめし」でおなじみの森町の市役所の人と知り合えたこと。


よーし、こんど一丁、森町に本物のイカめし食いに行くかなあ




締めに一幻の海老ラーメンを食べに行こうかという話をしていたら、まさかの一幻が定休日。


「ここ美味いよ」といわれて近所の五丈原ラーメンへ。


f:id:shi3z:20181013123923p:plain

中に入るといろんなメニューが
って、燕三条ラーメンって!!新潟か!!


思わず頼みそうになるが、ここはぐっとこらえてにぼとんラーメンをチョイス。


f:id:shi3z:20181013124427p:plain


なるほど煮干しと豚骨。これは美味い。


f:id:shi3z:20181013124654p:plain


「ここのチャーシューおにぎりが絶品なんですよ」と言われて頼んだチャーシューおにぎり・・・・こ、このボリュームは・・・・


「すみません、お土産にしてもらえますか」


最高に楽しんで翌朝5時。千歳空港へ向かうバスの中・・・


f:id:shi3z:20181013124955p:plain


いやー美味い!特に細かく刻まれたチャーシューが最高!!



ということで正直NoMaps、もっと居たかった。
イメージとしては日本版アルスエレクトロニカというか日本版SXSWというか・・・


東京では実現不可能な、「北の都市」札幌ならではのイベントだと思いました。
来年はフル参加したい。



伊藤さん、呼んでくれてありがとうございます!!

そろそろ技術書典についてひとこと言っておくか

なんていう偉そうな話でもないけど。


技術書典、僕が最初に行ってみようと思ったのは、秋葉原で開催されたときである。
しかし雨の降る中の長蛇の行列にひるんで諦めてしまったのである。


そんな我が社も今回で技術書典のスポンサー2回目
NHKにも珍しく会社名つきで取り上げられたのでそろそろ一言言っておこうかと思う

www3.nhk.or.jp


毎年夏と冬のコミケに参加して、「やはり技術経営者たるものコミケに行かないとはけしからん」とい思いを強くする一方で、主にファミリー的な事情で「毎年毎年、お盆も大晦日も実家に帰ってこないでアンタって人は!」と全方位から針のムシロで後ろ指を指されたりするのも、果たして20年もそんな生活を続けていると馬耳東風といった趣があり、やはりコミケにいかないなんて信じられない、と思ったりするのである。


僕がコミケが素晴らしいと思うのは、その名に反して、コミックだけでなくなんでもあるということ。それこそ自分ちの猫の写真集だとか、鉄道の写真集だとか、およそ書店の流通には乗らないほどニッチな、それこそ数十部から数百部頒布できたら御の字という、そのコミケの素晴らしさというのは、なにものにも代えがたい。


当社は10年以上前からコミケのサークル参加準備、および参加のための有給休暇を認めているが、世の中にはコミケに行くために休むというと嫌な顔をする会社もあるらしい。信じられないことだ。コミケに参加するのは基本的人権で保障されていると考えるべきである。


そして多種多様ありとあらゆる趣味のジャンルを網羅するコミケにも、当然、コンピュータ関連のジャンルがある。
これがまた濃い。


濃いのだがしかし、あまりに濃いわりには面積が少ない。
そもそもコミケはただでさえサークル参加希望者が後を絶たず、毎回抽選になっているので、当然、コンピュータ関連のサークル出展というのも限られるのが現状だ。


コミケで出会った人たちは数知れない。直接ではないが、20年来の盟友、布留川英一ともコミケがきっかけで知り合い、今に至るまで一緒に働いている。


出会いの場であり交流の場であり、いつどのブースに行っても「ほう、こんな趣味があるのか」という新しい驚きと発見に満ちているコミケに、僕は毎年できるだけ全日フル参加しようと思っている。今年の夏コミは出張と重なって無理だったが、冬コミには必ず行くつもりである。


さて、コミケが素晴らしいのは当然だが、その中でもコンピュータ関連のブースの熱量と、それに比較して割り当てられているサークル枠の少なさのギャップは異常ですらあると思う。


それを一気に解決したのが、技術書系オンリー同人イベント、「技術書典」なのである。


「ほう、そうか。そういうイベントをアキバでやってるのか」と思って、自宅からてくてくと歩いてアキバに迎うと、雨だというのに信じられないほどの行列があり、初回はくじけた。朝だぜ。だって。


秋葉原朝から並んでいるものといえばAKBファンとパチンコユーザーくらいしかいないと言われていたのに、こんな雨の日に出不精のテッキーどもを何時間も並ばせるとは。この光景をみて僕は率直にいって日本の底力を予感せずにはいられなかった。


僕は最初から商業誌デビューした商業作家である。本を書いたことは何度もあるが、同人誌は一度もない。だからこそ同人誌への憧れがずっとある。


商業誌というのはどうしても「最低3000部は売れないと企画化できない」という制約がある。そして口には出さないが「あわよくば1万部、いや、3万部・・・それで中古のマークIIを買って、回らない寿司屋で中トロを食って・・・」と考えているのが作家というものである。拝金主義と笑いたくば笑え。これが生活に切実に結びついていた20代の頃などは、書籍の仕事が入ってきたお祝いにマクドナルドでバリューセットを食べる、程度の浮かれようだったのだ。


そして一度商業誌に書いてしまうと、その癖がなかなか抜けず、ついどうしても「1万部狙い」の企画しか思い浮かばなくなる。これはもう全く、どうしようもないことだ。


しかし同人誌は何が素晴らしいのか。
「書きたいことを題材として、書きたいように書かれている」   これに尽きる。


たとえば長らくUEIのインターンとして所属していた坂口和彦くんというのがいて、彼は定理証明支援系言語や自動証明器といった分野に多大な興味を寄せていた。彼は毎回コミケにあわせて本を書いていたが、その内容は僕にはちんぷんかんぷんだった。


しかしもっとびっくりすることは、彼の本は毎回完売するのである。


商業誌ではあり得ないことだ。
毎回毎回、定理証明支援系言語の同人誌を刷っては完売して「清水さんのために一部取っておきました」とこともなげに言うわけだ。


そして書かれた本を渡されても、正直なにを言ってるんだかぜんぜんわからない。ほとんど論文なのである。



よく「深層学習の英語論文が苦手で最新の技術についていけない・・・」などと泣き言を言う人がいるが、日本語で書いたらお前は読めるのかと問いたい。日本語で理路整然と無矛盾に書かれていても、これほどちんぷんかんぷんな知識というのが世の中には大量にあるのである。これに比べたら、たいていの英語論文は中学生の作文のようなものだ。


技術書典が素晴らしいのは、こういう世界があることを伝え、交流する手段を与えてくれることだ。
今回は残念ながら法事(これもファミリー行事だが直系の祖母の一周忌なのでどうしても断れなかった)と重なってしまい現地にはいけなかったが、お願いして買ってきてもらった戦利品の表紙を眺めているだけでも楽しくなってくる。


f:id:shi3z:20181012143213p:plain


いい意味で媚びてない。
そしてたいていの本が薄いので読みやすく要点だけがまとまってる。これも同人誌の利点だ。




商業誌は「ツカ」がないと売れない。
「ツカ」というのは、ようは厚みである。
背表紙がちゃんと読めるようにある程度のボリュームを持たせなければ流通に載らないのだ。


それは書店の面積が限られているため、全ての本を平置きできないためだ。


しかしコミケや技術書店ではたいていの本が平置きされている。
そう、書店の技術書のコーナーが全て平置きされていたら、と想像してみてほしい。しかもその2から3冊ごとに、著者や関係者と直接話しをして買うことができるのだ。そんな素晴らしい場所は世界中のどこにもない。


平置きして売るから同人誌は「薄い本」でOKなのである。
そうして書かれた本の数々は、それぞれがめちゃくちゃ「濃い」


仮に「多少内容が薄いな」と感じたとしても、その向こう側に生身の人間の成長の過程が隠されていて、一人の人間が新技術を学んでいく過程を見るという意味では非常に意義深い。


なにより自分の知らない世界を垣間見れるという意味で、技術書典に並んでいる本を眺めただけでも、技術のトレンドの移り変わりがわかろうというものだ。


それに会社は技術書典に本を出そうという社員についてもっと大事にするべきだと思う。
今回反省したのは、自分で「よーし、次回はブース出させてもらうか」と言ったくせに執筆がぜんぜん間に合わなかったことだ。そして最終的にあまり技術的じゃない同人誌を書くことになってしまった。


時間の自由が利くはずの社長の僕がこんなに大変なんだから、社員に週末を潰して技術書典むけの本を書きなさい、というのは拷問だろう。


そこでもともと有休消化率の高い我が社だが、技術書典に限らず、コミケなどのイベント向けの本を書くために集中して連続5日まで休める執筆休暇という制度を設けることにした。商業誌、同人誌を問わない。実際、僕自身も一週間で一冊書けた経験があるので、それだけあればなにかしらのものはできるだろう。


僕自身ブログを書いているのは自分の考えを整理するためで、技術者が技術書を書くのは自分が仕事で学んだことを整理するという意味もあるから有効だと思う。


もちろん職業上知り得た秘密について書くのはNGだが、会社の機材(特にGPUなど)を使って行った実験なども書いていいことにしよう。


今はオープンソースの時代であり、技術者は交流と発信をすることによって育つ。
であれば、それを応援するのが最も簡単に技術者を育てる方法になるだろう。


ひとつだけ残念なのは、技術書典は毎回規模を倍増させているため、いつもめちゃくちゃ混んでることだ。
こればっかりはこの業界の会社がもっと技術書典の意義を深く理解してもっとスポンサーについて、広い会場を確保できるようにしてあげるべきだろう。


繰り返すがこんなイベントが成立しているのは世界広しといえども東京だけである。



海外に遅れをとってる、なんて言っていじけている人はここには一人もおらず、皆前向きで最先端の技術を自分のものとして習熟しようとやって気になっている技術者ばかりがこれだけの熱量で集まっているのだ。


そこが最高に素晴らしいし、東京のIT/AI企業はこぞって技術書典をバックアップするべきである。



今日の百俵の米を未来へ投資することで、明日の一万、百万俵を生む種になるのだ。


ギリアはこれからも技術書典を応援していきます

MacBookPro15"のRadeonProでPlaidMLを試してみる

f:id:shi3z:20181012113826p:plain

でかいのを我慢してRadeon搭載のMacBookProを買ったので、さっそくPlaidMLを試してみる。
PlaidMLというのは言わずと知れた非CUDA環境でも動作するKerasバックエンドである。


github.com


以前はOpenCLしかサポートしていなかったが、今やMetalにも対応しているらしい。
とりあえずMacBookProのRadeonは正式サポートされていないのだが、実験はできるらしい。

(plaidml) af1:git shi3z$ plaidml-setup

PlaidML Setup (0.3.5)

Thanks for using PlaidML!

Some Notes:
  * Bugs and other issues: https://github.com/plaidml/plaidml
  * Questions: https://stackoverflow.com/questions/tagged/plaidml
  * Say hello: https://groups.google.com/forum/#!forum/plaidml-dev
  * PlaidML is licensed under the GNU AGPLv3
 
Default Config Devices:
   No devices.

Experimental Config Devices:
   opencl_intel_intel(r)_uhd_graphics_630.0 : Intel Inc. Intel(R) UHD Graphics 630 (OpenCL)
   opencl_cpu.0 : Intel CPU (OpenCL)
   opencl_amd_amd_radeon_pro_560x_compute_engine.0 : AMD AMD Radeon Pro 560X Compute Engine (OpenCL)
   metal_intel(r)_uhd_graphics_630.0 : Intel(R) UHD Graphics 630 (Metal)
   llvm_cpu.0 : CPU (LLVM)
   metal_amd_radeon_pro_560x.0 : AMD Radeon Pro 560X (Metal)

Using experimental devices can cause poor performance, crashes, and other nastiness.

Enable experimental device support? (y,n)[n]:y


ここでyにすると、Metal版のサポートを選ぶことができる。

Multiple devices detected (You can override by setting PLAIDML_DEVICE_IDS).
Please choose a default device:

   1 : opencl_intel_intel(r)_uhd_graphics_630.0
   2 : opencl_cpu.0
   3 : opencl_amd_amd_radeon_pro_560x_compute_engine.0
   4 : metal_intel(r)_uhd_graphics_630.0
   5 : llvm_cpu.0
   6 : metal_amd_radeon_pro_560x.0

Default device? (1,2,3,4,5,6)[1]:6


これで準備完了。まずはインファレンス性能を試してみる。

(plaidml) af1:git shi3z$ plaidbench keras mobilenet
Running 1024 examples with mobilenet, batch size 1
INFO:plaidml:Opening device "metal_amd_radeon_pro_560x.0"
Model loaded.
Compiling network...
Warming up ...
Main timing
Example finished, elapsed: 0.581449985504 (compile), 8.39835000038 (execution), 0.00820151367225 (execution per example)
Correctness: PASS, max_error: 1.79745038622e-05, max_abs_error: 1.09523534775e-06, fail_ratio: 0.0


見辛いが、1サンプルあたり0.0082秒で実行できてるらしい。

ではOpenCL版はどうだろうか。

(plaidml) af1:git shi3z$ plaidbench keras mobilenet
Running 1024 examples with mobilenet, batch size 1
INFO:plaidml:Opening device "opencl_amd_amd_radeon_pro_560x_compute_engine.0"
Model loaded.
Compiling network...
Warming up ...
Main timing
Example finished, elapsed: 2.93526387215 (compile), 13.9823930264 (execution), 0.0136546806898 (execution per example)
Correctness: PASS, max_error: 1.79745038622e-05, max_abs_error: 1.09523534775e-06, fail_ratio: 0.0


1サンプルあたり0.0137秒。なるほど、こうしてみるとMetalの方が高速なのがよくわかる。

ついでにIntelの内臓GPUでも試してみる。

(plaidml) af1:git shi3z$ plaidbench keras mobilenet
Running 1024 examples with mobilenet, batch size 1
INFO:plaidml:Opening device "opencl_intel_intel(r)_uhd_graphics_630.0"
Model loaded.
Compiling network...
Warming up ...
Main timing
Example finished, elapsed: 2.22212696075 (compile), 25.5865080357 (execution), 0.0249868242536 (execution per example)
Correctness: FAIL, max_error: 61.7289276123, max_abs_error: 0.383742302656, fail_ratio: 0.939


まずはOpenCL版。0.025秒。なかなか健闘している。

(plaidml) af1:git shi3z$ plaidbench keras mobilenet
Running 1024 examples with mobilenet, batch size 1
INFO:plaidml:Opening device "metal_intel(r)_uhd_graphics_630.0"
Model loaded.
Compiling network...
Warming up ...
Main timing
Example finished, elapsed: 5.04104018211 (compile), 43.1036570072 (execution), 0.0420934150461 (execution per example)
Correctness: PASS, max_error: 1.97880344786e-05, max_abs_error: 9.76026058197e-07, fail_ratio: 0.0

0.042秒。遅い。むしろOpenCLより遅い。おかしいなと思って何度か試してもあまり変わらないので、たぶんIntelのグラフィックカードはMetalドライバが最適化されていないんだろう。


最後に比較のためにCPUに切り替えてやってみる。
想像はしていたが絶望的に遅い。

(plaidml) af1:git shi3z$ plaidbench keras mobilenet
Running 1024 examples with mobilenet, batch size 1
INFO:plaidml:Opening device "llvm_cpu.0"
Model loaded.
Compiling network...
Warming up ...
Main timing
Example finished, elapsed: 3.45121908188 (compile), 63.9192249775 (execution), 0.0624211181421 (execution per example)
Correctness: PASS, max_error: 1.7511049009e-05, max_abs_error: 6.55651092529e-07, fail_ratio: 0.0

1サンプルあたり0.062秒。PlaidMLでRadeonを使うとCPUに比べて10倍程度速いというのは本当らしい。

まとめるとこんな感じ

モード API 実行時間(秒)
CPU llvm 0.062
Intel UHD 630 OpenCL 0.025
Intel UHD 630 Metal 0.042
Radeon Pro 560x OpenCL 0.014
Radeon Pro 560x Metail 0.008


公式非対応でもRadeonのMetalはCPUに比べて8倍程度高速に推論を実行できることがわかった。
ちなみに全て電源コネクタはつないでいない。


学習時のベンチも意外と早く終わったので載せておく

モード API 実行時間(秒)
CPU llvm エラー
CPU OpenCL 0.664
Intel UHD 630 OpenCL 0.231
Intel UHD 630 Metal エラー
Radeon Pro 560x OpenCL 0.050
Radeon Pro 560x Metail 0.049


学習のときはなぜかIntelのGPUがMetalだとエラーになり、llvmもエラーを吐いたので参考値としてOpenCLでCPUを使った場合(ややこしいな)も掲載した。


こちらはMetalもOpenCLもRadeonが10倍以上高速なようだ。
いまのところバランス的にはRadeonのMetalで使うのはノートPCではベストプラクティスか。


ただ、RadeonPro搭載のMacBookは512GB版で30万円Over。
会社で使うならともかく個人で買うのはちょっと勇気がいるかも。

なぜダディどもは旅先や空港で投稿しがちなのか

少し前から「エアポート投稿おじさんがウザい」という言説がいろんなところにでるようになった。


要はFacebookなどに「いま成田ー」とか書く人がウザいということである。


そもそも、「エアポート投稿おじさん」が出没するのは主にFacebookで、今の若者はFacebookをやっていない。ということはそれを指摘しているのもアラサー以降の人々のはずで、もはやなにをかいわんやである。


というか、エアポートというのは総じて暇の総本山みたいな場所で、そりゃ仕事で飛行機乗らない人が飛行機に乗るのは旅行しかないだろうから、ウキウキしてて投稿してる暇なんてないんだろう。


でも仕事で飛行機に乗る人にとっては、空港での待ち時間というのは耐え難いほど暇である。
だいたい国際線だと二時間前に来いと言われ、あっさり手続きが終わってしまうともうやることがない。


ラウンジいって酒飲んで、食いたくもないカレーを食ってみて、うーむ。カレー三杯はやりすぎか、とか悩んだ挙句、暇つぶしにFacebookあたりを見て、「あーおれもなんか書こうかなあ。なんなら知り合いが同じように暇してないかなあ」くらいの気持ちで書き込むのが「成田なう」である。もっというと便名まで書いてあることもある。んで実際「あー山田さんもこれからバルセロナですか」「奇遇ですね、ちょっといっぱいやりますか」みたいなことになったりする。


これが目的なのであって、こんな書き込みが自慢に見えてしまう人はそもそも対象読者街なのでそっとフォローを外すかなんならそのまま友達も外してやってしまえばいいのだ(それで逆上するような相手ならそもそも付き合うべきじゃない)。


だからおれはもう嫌なら読むな、という態度で今までもそしてこれからも空港関連の書き込みをやめるつもりはないのだが、本欄の賢明なる読者諸氏においてはそうご理解いただきたい。


というかやや真面目にいうと「海外に行ってます」とか「東京離れてます」というのをわざわざSNSに上げるのは、「いないんで電話にでなかったりメッセージの返事が遅れたりしても心配しないでください」という意味でもある。


昔、いろいろ落ち込むことがあってブログの更新とTwitterの更新を二日か三日停止したら心配した読者の方が会社に電話やらメールやらをいただいたことがある。人間なんだからいろんな都合があるし、場所によっては移動時間だけでドアツードアで30時間かかることもザラなので、二日くらいの更新停止で慌ててもらっては申し訳ないのである。



札幌で始発のバスに乗って、そのまま千歳空港から羽田へ移動し、成田へ出発するリムジンバスに乗り換える30分の
間隙をついてアシスタントが海外用出張セットを持ってきてくれて国内用と交換してそのまま成田へ。


成田でもあまり時間的余裕はなかったが、そのままアリタリア航空に乗ってローマへやってきた。
フライト時間は12時間。トランジットがないぶん早いのはいいのだが、機材が旧式でWiFiも搭載されていないため、いわば12時間の完全通信途絶。この12時間をいかに過ごすかというのは出張族の永遠のテーマでもある。


映画を見るにしても、たいていの話題作は見てしまっているので「みようと思ってたけど見逃した映画」が機内に用意されていることは少ない。


そんなこともあろうかと、普段はiPadのほうに映画を入れておくのだが、今回は事情があって置いてきてしまった。
やばい全然コンテンツがねえじゃん、というところで途方に暮れつつ、年のためフライト直前にダウンロードしておいたKindle本とかで時間を潰す。


アーサー・C・クラークの2001年の前書きを読んでいたら案の定ねむくなり、作戦大成功。
そして一眠りして目がさめると、「これから離陸いたします」というアナウンスが


嘘だろおい。あんなに爆睡したのにまだタキシングしてたのかよ!!


もう一度、と気合を入れて眠る。


おれは大泥棒だかホームレスだかで、なのにすごい高層マンションの高いところに住んでいて、しかしその部屋は自分のものではないみたいで、一緒に泥棒みたいなことをしてるパートナーの不二子みたいな女に家賃を聞いたら、「あーここね、たぶん月8000万ってところじゃないかしら」と言われて「月八千万!!!?で賃貸マンションとかありえねーだろ」と叫んだところで目が覚めた。


寝ぼけた頭で冷静に考えてみると、ホテルのスイートルームが一泊15万円だとして、30日で450万で泊まれることを考えるとすると、どう考えても賃貸で月8000万円はありえない。あー良かった、と謎の安堵を覚える。


むかしから、たまに「高層ビルもの」の夢をみる。それは取引先のオフィスだったり、住宅だったりするのだが、そもそも僕は高いところが嫌いなのでそんなところに住むわけがない。たぶん最近PS4のスパイダーマンをやりすぎて、高いところが普通になってしまったのだろう。


あーやれやれ。気がつくと寝汗かいてた。家賃が高いくらいでビビりすぎだろ。まあしかしこんだけ夢見たらもう1/3くらいまで来てんじゃないの?どーなのよシニョール?


と思って時間を確認すると30分しか経過していなくて絶望。
これを恐れていたのだよこれを。


寝ても覚めても時間が進まない精神と時の部屋状態。たまに飛行機でこうなるともう収拾がつかない。


だめだ、違うことしようと思ってこのブログを書き始める。
やはり時間を効率的に消費するには生産するのが一番である。


しかししばらく書くと飽きてきて、他のことでもするかと思ってiPhoneをみると、大昔にダウンロードはしたけれども一度も遊んでいないゲームソフト群に目が止まった。


でも最近のゲームはネット接続が前提のものが主流なので、なかなか僕が機内で遊べるものがないのう、と思っていたらあった。


「ダンジョンメーカー」というゲームで、これがほどよく中毒性があってよくできてる。


遊んでいるうちにみるみる時間が過ぎていき、気がつけばもうローマ上空にいた。
ぜんぜん生産することが時間消費に繋がってない。


世の出張族ダディほど時間の潰し方に腐心してる人たちはいないんじゃないかと思う。
もちろん仕事すりゃいいんだけど、機内ってどーも最高のパフォーマンスで仕事ができる感じがしないんだよね。酒とかガンガンでてくるし。


そんなこんなの珍道中でやっとつきました。ローマに。
札幌からのドアツードアで考えると、結局20時間くらいかかったかな。


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ローマの街中は夜中だというのにアコーディオン演奏してるような連中が溜まってて本当に治安が悪いんだなという気がする。


まあでもついたからよかった。
明日が本番だから少し早いけど早めに寝よう

思うところがあってMacBookPro 15インチを買ってみた

思うところってなんだよ、と思わなくもないが、一言で言えば壊れたのである。
13インチのMacBookProの左シフトキーが壊れ、修理に一週間かかると言われた。


このハイテク乱世でメインマシンが一週間触れないことは死を意味する。
前のMBPを買ったのは半年以内だった気がするがおなじ機種を買うのも芸がないので札幌の店頭で最高スペックの15インチモデルを買った。


これの特徴はTouchBarが搭載されていることと、GPUがRadeonであることである。
とすると当然、PlaidMLもガリガリ動くことになる。


重くて不便だがNVIDIAのGPUが使えるSurfaceBook2を持ち歩くのは諦め、重くてでかくて邪魔だけど、使い慣れたUNIX環境でやや動きは怪しいかもしれないがそれでも可愛く動くであろうAMDのRadeonでDeep Learningするというのがこれからのライフスタイルになるかもしれない(し、ならないかもしれない)。


AppleがなぜここまでNVIDIAを忌避するのか謎だが、全体のバランスとしてはリーズナブルな気もする。


昨日はクリプトンの伊藤さんに誘われて札幌で開催されているNo Mapsというイベントに1日だけ来てみた。


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思いがけず、プチコンのスマイルブーム小林社長も一緒である。

三人でNo Mapsの二次会、三次会に参加して大変楽しんだ。この件についてはまた改めて書こう。



今朝も札幌だが、これから一度羽田に戻って、羽田でアシスタントから補給物資などの「空中給油」を受けてそのままローマに向かって飛び立つ予定である。


壊れたほうのMacBookProは修理に出し、そのあいだはしばらく15インチのMBPで過ごしてみる。
幸い、GPD Pocketが思ったより使えたので、出張先のホテルのロビーなどで暇つぶしに原稿をしたためるのはGPDの仕事になりそうだ。ちょっと前まではキングジムのポメラが担っていた役割である。


大昔に17インチのPowerBookを使っていた経験からすると、ひさびさの15インチはとてつもなく巨大に感じる。この巨大さは、邪魔であると同時に威圧的でもある。


17インチのPowerBookがそうだったように、この威圧感こそが最大の武器かもしれない。


これだけ巨大なディスプレイなら、画面やプロジェクターのない会議室でも、3から4人程度にプレゼンするのも気楽であるし、なにより画面が広くて論文のPDFとソースコードを対比しながらコマンドラインもチラ見するというような目的にはピッタリだ。


しかしウッカリしていたのだが、旧MBPからのデータの移行に気を取られて、肝心のhomebrewやgitなどのツールチェインをインストールするのを忘れていた。


とおもったらフライトの時間だ。

とりあえずこんなところでいいか