THE長文日記

長文とか短文とかのクレームは一切受け付けません

人手不足の定食屋はキューで解決せよ【漫画 教養としてのプログラミング講座】

原作者といいつつも、あまり役に立っていない原作者の吾輩ですが、満を持して、「漫画 教養としてのプログラミング講座」の第三話が公開されました。

cakes.mu


今回は漫画担当のタテノさんのアイデアが冴え渡り、「なるほどそういうことだったのか」と目からウロコの超展開に。


実際にはキューをただ使うだけでなく他の最適化手法との組み合わせでさらに効率的に。


というアイデアを、タテノさんだけで考えたあたりが凄いです。
これぞまさにプログラマーが最速の仕事術を知っている(あ、違う本だ)ことの証左。


まあプログラマーの方から見たら「え、当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、こういう当たり前がなかなか浸透せず、効率の悪いお店のオペレーションを見ているとどす黒い気持ちが湧いてきたりしませんか?僕はする。


以前、某宇都宮の餃子屋さんに並んだときは本当に殺意一歩手前くらいの感情がうごめいてきて、「なんなのこれ完全入れ替え制のメリットとは?」と本気で悩むほど。しかも外は激寒だったので呪詛の言葉を吐きながらも並ぶこと数時間。


うーむ。いざ入ると美味い店、って、けっこうあったりするんだよな。


というわけで漫画 教養としてのプログラミング講座、まだまだ続いていきます!


cakes.mu

人工知能時代の今こそ山本弘が面白い

君は山本弘を知っているか?
知ってる人は知ってるし、知らない人は知らない。


とにかく最近、山本弘がめっぽう面白い。
特に、人工知能が実用段階に入ってきて、これから人工知能と人間がどう暮らしていけばいいのか、そのシミュレーションが既に成されている山本弘のAIもの作品群は、群を抜いて面白い。


最近の海外SFはあまり読んでないのだが、過去に読んだ海外SFに全くひけをとらないダイナミズムとリアリティ。日本にはもっと山本弘が必要なのである。


実を言うとずっと山本弘の話をブログに書きたかったのだが、次から次へと読むのがおもしろすぎて自分の中でどれをどのように読むべきか整理がつかなかったのだ。


ようやく自分の中で一段落してきたので、いま読むべき山本弘作品をいくつか紹介させていただこう。ただし、嬉しいことにまだ全部の山本弘作品を読んだわけではないのでこの推薦図書は暫定版である。とりあえず山本弘にハズレ無し、ということだけ覚えていただきたい。


アイの物語 (角川文庫)

アイの物語 (角川文庫)


まず人工知能という観点から山本弘の世界観に入門したい場合、この作品がうってつけである。短編集なので読みやすい。でありながら、全体としても一本の秀逸な作品として楽しむことができるという構成になっている。


人類とAIはどこにいくのか。アイとはなにか。わくわくしながら読んでいただきたい。


去年はいい年になるだろう(上) (PHP文芸文庫)

去年はいい年になるだろう(上) (PHP文芸文庫)


タイトルだけからは想像つかないが、これもまた人工知能ものである。
現代が舞台として、未来からやってきた人工知能搭載ロボットたちと人類はどう生きるか。人工知能と人類はどのように付き合っていくべきかということに対するヒントを掴むことができるかもしれない。


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地球移動作戦 (下) (ハヤカワ文庫JA)

地球移動作戦 (下) (ハヤカワ文庫JA)


反物質天体が接近し、数年以内に地球が滅亡する!地球を動かさなければ!というダイナミックかつハードな設定と、今で言うVTuberやAIの未来像が人間とどのように共生していくのか、といったことが描かれている。ハラハラ・ドキドキのクライマックスは必見


UFOはもう来ない (PHP文芸文庫)

UFOはもう来ない (PHP文芸文庫)


現代が舞台。UFOものが多い山本弘だが、ついにUFOが来なくなるという話。UFO・・・というか地球外知的生命体と人類との邂逅がメインのストーリーで、一見するとAIとは無関係なのだが、人間とは違う知性とどう意思疎通するのか。これもまた面白い。


神は沈黙せず

神は沈黙せず


これは以前紹介したが、人工生命と遺伝的アルゴリズムによる創発によって群としての人工生命が知能を獲得しようとする話でもある。深層学習以前に書かれた物語にも関わらず、最新の深層学習に通じるビジョンが示されている。



空想物語と科学技術は人類進歩の両輪である、と僕は思う。
優れた科学が進歩しているときこそ、優れた空想物語が必要なのだ。
人類にはもっと山本弘のような作品が必要なのではないか。


そして僕らが日本語を読めることをもっと幸運だと思っていいのではないか。
そんな気がした。

あの日見た名刺の名前を僕たちはまだ忘れない

その昔、僕がまだ学生と社会人の間くらいだった頃、とある政府高官に会った。
するとその人の名刺には名前しか書いてなかった。


メアドや電話番号はおろか、住所もない。
なかなか潔いのである。



とはいえ、その政府高官の名前を知っている人は当時でも少数派だろう。そもそもいまの日本の閣僚の名前をそらで言える人が日本人の人口の何パーセントいるだろうか。


しかしその政府高官は政治家ではないにも関わらず、僕らがまだ名もなきプログラマー少年だった頃、私財を惜しみなく投下して、僕たちの遊び場となる場所を作ってくれた人だった。彼は見返りなど期待しておらず、日本の未来のために投資したと本気で思っていたように思うし、実際僕らは見返りめいたことを返したことがない。


それっきり一度も会っていないが、ほかにも何人か、名前だけの名刺を持っている人は例外なくとてつもなく偉い人であったように思う。


偉い人の名刺の共通項というのは、とにかく名刺に名前以外の情報がないということである。良くて、連絡先が書いてあるくらいだけど、実際には本当に連絡がほしい場合は、その場で書き足されることが多いように思う。


それがいったいどういう意味なのか、当時はよくわからなかったが、今想像するに「礼儀として名刺は渡すが、連絡先を無制限には公開しない」ということなのだろう。肩書がないのは、肩書では語り尽くせないことに従事しているからだと考えられる。


中小企業の経営者ごときでは、まだまだ名刺から会社名や肩書を外すことはできないが、いつか僕も名前だけの名刺を持てるようになるのだろうか。


まあ持つのはいますぐにでもできるだろうが、それを人に渡す覚悟を自分が持てるか。
意外と、難しいのではないか。


たまに学生さんから名刺をもらうことがあるが、ほぼ例外なく自分の所属大学や研究室、もちろんメールアドレスも、場合によっては所属する学生団体やサークル、趣味、特技なんかも書いてあったりする。Twitterのプロフィール欄にもそれが言える。


肩書を全部取っ払って、自分の名前一つで勝負できるか。
僕は物書きでもあるので、本当は自分の名前一つで勝負できる、と言い切ることができてナンボなのかもしれないが、うーん、まだ難しいかな。

Raspberry PiでTensorFlowを走らせた!やはり正式サポートは嬉しい

ようやっと本家がTensorFlowをRaspberry Piに正式対応したとのことで、嬉しさのあまり喜びの舞を舞う、そんな台風曜日。


昨日は創立記念日だし台風来てるしとりあえず会社を休みにしました。でも暇なので朝からRaspberry Piを買いに行って自宅でTensorFlowをインストールしようと思ったら、いろいろ足りないし雨降ってるので車でヨドバシまででかけて、この際マウスもキーボードも新調するかということでゲーミングキーボードとゲーミングマウスをゲット。なんかガレリアのデフォルトのキーボードはオマケとしてはかなり出来がいいのですが、マウスがなんか速すぎて操作できない。まあ要は設定が自分に合ってなかったということなんだけど、もしかして今のヤングはこの速度がデフォなのか。速すぎないか?


ということでマウスも分解能高めのやつを買い、ついでに無接点充電できるマウスパッドも買ってみた。


さらにディスプレイ切替器(KVMスイッチ)も買ったので、自宅でWindowsマシンとDEEPstationとRaspberry Pi3を自在に切り替えて使える。


そしてTensorFlowをインストールするのだが、これが昔に比べると超絶簡単になっていて驚く。なぜもっと早くやんなかったんだGoogle。


昔はラズパイ用のバイナリがなかったので自力でコンパイルするか、クロスコンパイルするかだったんだけどどっちも面倒すぎる。ラズパイ自身でビルドしようとすると、SWAP用にUSBメモリ用意してメモリ拡張してもコンパイルに24時間かかる。加えてこの暑さでは、コンパイル途中で熱暴走することもしばしば。挫けていたね。実際。


ところが今、たったコマンド2つでインストール完了。

このページに従えば良い(Installing TensorFlow on Raspbian  |  TensorFlow)

$ sudo apt install libatlas-base-dev
$ pip3 install tensorflow


で、まあ20分もしないでインストール完了。マジか。あの苦労は一体何だったんだ。
いざ実行してみると

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お、おおう。インポート時に若干謎のエラーは出るが、どうもテンソルがフローしてるみたいだぜ。


しかもTensorFlow Liteもサポートしているらしいので、これからラズパイでディープラーニングが流行る予感!!

UEI十五周年になりました

株式会社UEIが、有限会社ユビキタスエンターテインメントとしてスタートしてから今日でちょうど15周年。


いろいろありましたが15周年の節目の日にまさか台風が来るとは。
やはりこの15年間を象徴しているかのようで絶妙な気分になります。


GHELIAの創立記念日が6月30日、enchantMOONの発売日が7月7日、長岡花火が8月2日3日。創立記念日が8月8日と、お祭りごとが毎月連続するので、来年からはどれかひとつに統一したいなあとおもいつつ、この15年、未熟で身勝手な私とともに居て下さった社内外の方々には感謝の気持ちしかありません。


風雲急を告げるAI業界。
最近、AIを考えるということは、コンピュータを考えるということとほとんど同義だなあと日々痛感しています。


果たして我々は次なる未来を切り開くことができるのか。
ご期待下さい!

東京

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長岡での怒涛の日々の合間を縫って、東京に一日だけ帰ってきた。
ほんの一件、アポをこなすだけの予定のはずが、狂ったように大変になってしまった。
ただでさえ疲れているのに、この仕事量はなんなんだ。


「もう今日は仕事しないぞ」


と宣言しても、次から次へと何かが持ち込まれる。
そんなにいますぐ返事が必要なら、slackで送ってくれればいいものを。


それでも五時前には抜け出して、こりゃもうどうしようもない、なにかとびきりうまいものでも食わないと死んでしまうと思って東十条のやきとん屋に行くことにした。


長岡の怒涛の日々を思うと、都内のほうが幾分気楽かもしれない。


長岡は連日お祭りムードで、逆に疲れることに気づいた。
祭りは好きだけどさ。


そして今日も花火を見に長岡へ行く。
仕事のようなものだ。

記録的猛暑、浮かれポンチな空気のなかでプログラミング

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地元に戻ってきている。
やたら暑いぞおかしいなと思ったら、観測史上最大級の猛暑だった。台風のせいらしい。フェーン現象だな。


駅前のアーケードにはスピーカーから音楽が流れている。


♪どーしょいのー どーしょいのー どーおしょおいいの〜


これなんだっけ?長岡花火音頭?



長岡大花火音頭 ・ 北島 三郎


え、これ北島三郎が歌ってたの!?
40年目にして知る真実


よくわからないが、とにかく誰も居ないアーケードに能天気な歌声が響く。
しかし暑い。


どう考えても浮かれポンチである。
街全体が浮かれている。


そんな街で朝から子供にプログラミングを教えている。
開始30分前からほとんどの参加者がやってくる。なかなか壮観だ。


そして僕は、これまで誰も試みなかったかもしれない試みをやってみた。
子供にLinuxとPythonをいきなり教えるのだ。


「マウスを使うな!」


言いながら自分で思った。鬼か。


かつて一度もやったことがない、中学生(一番下は小学六年生)にいきなりコマンドラインから教えるという形式の授業。


キーボードだけで教えるのは自分が中学生の頃、技術の時間に同級生に教えたとき以来だが、その時はそもそもマウスは普及してなかったし、Windowsでもなかった。


でもやっぱり子供は吸収が早い。
確かに、一日に五時間も単元があって、そこで新しい知識を毎日覚えることの途方もなさよ。今同じことをやって理解できる気がしない。


コマンドライン、タブ補完、カレントディレクトリ、ホームディレクトリ、リダイレクト、パイプ、Python、REPL、リスト、関数、クラス、オブジェクト、継承、イベントドリブン、エトセトラ、エトセトラ。


しかしあまりに進みが早いので、普段は絶対に初回には教えないforループまで教えてしまった。



二重ループで素数を発見するプログラムを書いて、0から10000の間にある素数をリストアップする。
意外とこんなものが面白い。


今の子供は小学校で素数を習うらしい。


今日はもう少し本格的なゲームづくりから教える予定だ。
さてどうなるか。


しかし暑い